バッカジャネーノ

普通が分からないが普通が欲しい

中学の同級生に襲われた話

男女の友情なるものとは成立するのだろうか。
はたまた友情はいつまでがあるものなのか。
そして私にまともな縁はいつ来るのだろう。

中学からは完全にインドア派で、小学生のような用水路遊びや秘密基地ごっこはやらなくなった。

小学校高学年になるに連れて、異性と遊ぶことが少なくなった。特に避けたつもりはないのだが、転校生やぼっちの子を女子の集まりに放りこんだら私はぼっちになっていた気がする。自業自得もあるが。

昔遊んだ男子にゲジ眉と悪口を言われていて結構傷ついた。おめーもじゃん、その後眉毛殆ど切り落としてしまって周りに心配された。これには普段話し掛けてこない父君もどうしたと聞かれた。

それは置いといて、タイトルの話は中学の頃に唐突に家に電話が掛かってきたのである。

普通に出たら、小学生の頃一時期同じ悪さをして怒られたり、遊んだりした男の子からで、遊ぼうと言う話だった。

うん年振り、そんなレベルで間が空いていた相手から唐突に電話が掛かってきたが、私は絶賛いじめられっ子なので集団リンチに合わせる気じゃなかろうかと探りを入れた。

どこで、誰と、何を、相手が嘘をついていたらどうにでもなるが、とりあえず他の男子等が居ない事を確認してその男の子の家に行った。

久しぶりに、昔のように遊べるのだと期待して

家は薄暗く、他の家族がいなかった。
お邪魔しますと小さく言い、2階に誘うのでそれにのこのことついて行った。

彼はベッドに座り、何ができる?と聞いてきた。
私はトランプならババ抜き、七並べと続けようとして違うと遮られた。

意味の分からないまま、ベッドに来いと言われて意味を察した。伊達にエロゲを見てねーぜ。
私なんかより他にいるでしょと、言ったが、いいからベッドに来いと言って立ち上がったので、私は部屋から飛び出した。

ダカダカ階段を降りて、靴かサンダルかを履いたが玄関は開かなかった。

すぐ後ろに彼が来ていて、背面を取られるのが嫌で正面で向き合うと股間をズボンの上からまさぐられた。

ちょうど生理だったので、夜用の分厚いナプキンの上から股をもにもにされたが、後ろ手で玄関の鍵を開けることが出来たのでそのまま走って逃げた。

持久走も短距離走も下から数えた方が速い私の走りでは、運動部の彼の足からは到底逃げ切ればしないだろうが、私は振り向くことも出来ず家まで全力前進DA☆した。

多分追っては来なかったし、家の場所までは教えた覚えはない。
家の玄関から出入口になりそうな1階の窓まで全て戸締りの確認をしてしばらくソイツが家に来ないかと警戒した。

携帯を持たせて貰っていたのだが、だいたい昼間は電話が繋がらないのでメールで襲われたとだけ送信した。

時間が経つと冷静になれ、家族が帰ってくる頃には普段通りに何事も無く夜を過ごした。

翌日は学校をいつも嫌々いくまでは変わらなかったが、教室で席に着いた時、ソイツがいつ教室に来て、ちょっとツラ貸せやチクったらどうなるか分かっとるやろなと脅しに来るのではと朝から教室の入口を警戒した。

そんなことも無く、休み時間に学年教師数人に呼ばれて事情聴取、ソイツがどんな服を着ていたかという質問が1番頭に残っている。

先生が怖かっただろう、可哀想に、顔色悪いよなどなど心配をしてくれ、先生は学生時代に痴漢にあったとも語った。

私としては怯えよりは完全戦闘態勢のつもりだったのでそんな怯えているように見えたのが驚きで、俯いとけば先生なぞチョロいと考えていた。

ソイツが反省してなかったら警察にも手伝って貰うし、より注意するから安心して学校を過ごせるようにすると言ってくれた。

後日、ソイツのお母さんが謝りに来たと聞いて飛び上がったがソイツ自身は来なかったと聞いて安心した。

でも、母が言ったあんたも悪いのよが1番傷ついたし、今でも響く。